週に1個でも効果の強力抗酸化作用を持つキウイ
2015.09.24
国際部
キウイを食べるだけで健康に有益だという研究が9月15日、「Nutrition Journal」オンライン版に掲載された。
キウイはビタミンとポリフェノールの含有量が多く、強力な抗酸化作用を持つと言われている。今回の研究では、通常の食事と運動にキウイを足すことで、血しょう中の脂質、フィブリノゲンとインスリン抵抗性に変化があるかを分析した。研究試験への参加者は1469人。全員が心血管疾患歴なしで、137品目の食品摂取頻度調査や通常の食事スタイルなどの全ての調査セッションに参加した。その結果、少なくとも週1個のキウイを食べることで、血しょうフィブリノゲン濃度の適正、血漿脂質プロファイルの改善と関連していた。
フィブリノゲンは血液凝固因子のひとつで、感染症や心筋梗塞などの疑いがあるときに検査されている。高値では感染症や脳梗塞、心筋梗塞など、低値では肝機能障害などが疑われる。基準値は200-400mg/dl。