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ブルーライトカットレンズ、英国で広告規制違反

有害なブルーライトをカットするというメガネのレンズについての広告が規制違反であるという報告が10月28日、英国広告規制局(Advertising Standards Authority Ltd)のサイトに掲載された。

2015年1月24日に全国紙にドラッグストアBootsの広告「スマートフォンなどが発するブルーライトから目を守ることができるレンズ」が掲載された。広告によれば、有害なブルーライトから網膜細胞を保護し、目の疲れを軽減するレンズが70ポンドというもの。

この広告の訴求内容について、ブルーライトが網膜細胞の損傷を起こすことと、Bootsの販売するレンズ(メガネ)がブルーライトに対する保護効果を持つかについて検証した。

その結果、提供されたデータは、有害なブルーライトと網膜の損傷の直接的な関連を立証するのに十分ではなかった。また、レンズのコーティングはブルーライトを20%カットするとされていたが、残り80%のライトが目に入ることで、網膜への負担は十分に軽減されていないと判断された。以上の点において、誤解を招く広告であること、実証不足などの理由で広告規制ルールに違反と結論された。

Bootsは英国のドラッグストアチェーン。プライベートブランドを数多く展開し、一時は日本への進出も果たしたが、現在は撤退している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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