野菜の摂取量を増やすという“まじめな”ゲーム
2016.05.12
国際部
米国の子ども栄養研究センター(Children’s Nutrition Research Center)か作成した「Squire’s Quest! II」は、Fivealot王国を護ることが目標設定となっている、ゲームソフト。Fivealotは、1日5皿分以上の野菜と200gの果物を食べようというスローガン「5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)」をもじったもの。
このソフトで遊んだ子どもたちの野菜や果物の摂取量が増加したという研究報告が、「Journal of Nutrition Education and Behavior」5月号に掲載された。
4年生または5年生400人を対象。6カ月で大幅な野菜・果物の摂取量増加が確認された。アクションおよびコーピンググループの参加者では夕食に高い野菜の摂取量が見られ、果物の摂取は朝食、昼食、おやつで見られた。
研究者らは、具体的な目標とアクションの設定が、子どもの野菜・果物消費を増加させると結論している。