たった1日のプチ断食で心にポジティブ効果
2016.09.16
国際部
健康な女性に対する短期断食に関する論文が8月22日、「Frontiers in Nutrition」オンライン版に掲載された。
研究は、短期間の断食の心理的効果を測ったもので、減量やデトックスの効果を測定したものではない。焦点を当てた部分は自己申告による心理学的な意味での気分、短気、成果報酬、プライド、制御の感覚だった。
参加者は平均年齢25歳の女性52人。18時間の断食と18時間の通常の食生活を交互に実施して、期間中は心理的変化について記録を取ってもらった。その結果、18時間の断食後にはイライラ感が強まっていたものの、達成感、成果報酬、プライド、制御がポジティブに高まっていた。研究者らは、健康な人であっても短期断食はポジティブな心理的経験につながると述べている。