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代謝の悪さと太りやすさは関連しない

基礎代謝の低い人が太りやすいわけではないという研究結果が12月13日、アメリカのカリフォルニア大学発行の「Berkeley Wellness」オンラインに掲載された。詳細は「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載されている。基礎代謝率(BMR)は、基本的な身体機能のために使用されるカロリーで、この代謝が悪いことが体重増加のリスクとなると考えている研究者もいる。

今回発表された論文は、アメリカのメイヨークリニックの研究者によるもの。1995~2012年の研究へのボランティア参加者757人の基礎代謝、体組成などを測定し、約10年間の体重の変化を比較した。参加者は体重が安定した、基礎疾患のない健康体だった。年齢、性別、初回測定の体脂肪で調整後、基礎代謝が最も低い方から15%が最も高い15%より体重が増加するということはなかった。

参加ボランティアそれぞれの食餌、運動習慣に関する情報は入手できなかったが、研究者らは基礎代謝が低い人は高い人に比べて食事の量が少ないか、運動しているのではないかという仮説を立てている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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