中年肥満の原因に喫煙

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2017.01.26

国際部

スウェーデンで中年女性の12年間にわたる体重変化を追った研究成果が1月7日、「Obesity」オンライン版に掲載された。この調査では、中年女性の体重増加要因を探った。

体重をふくむ生活習慣および健康特性を収集し、12年間の体重変化および実質的な体重増加(5.0kg以上)を計算、実質的体重増加における95%信頼区間(CI)を有するベースライン特性とオッズ比(OR)との関連を推定した。

その結果、12年間のフォローアップの間、81%の女性が体重増加を経験していたことがわかった。研究開始のベースライン時平均体重(64.5kg)と比べ、喫煙本数毎日1~9本の女性でオッズ比1.10、10~19本で1.30、20本以上で1.17と体重増加の確率が高まった。実質的体重増加リスクの減少が見られたのは40~45歳の女性(オッズ比0.79)、飲酒量が多い女性(同0.90)、中程度もしくは高い運動レベルの女性(それぞれ0.93、0.83)だった。

研究者らは、中年女性の大半が経験する体重増加の原因を確定することで、各リスク集団における肥満予防策を導くべきとしている。

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