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産後ダイエットにインターネットが効果的

産後女性のダイエットにインターネット・プログラムが効果的だったという研究が6月23日、「JAMA」オンライン版に掲載された。

2011~15年に米国カリフォルニア州で女性・乳児・幼児のための栄養支援プログラム、女性・乳幼児向け特別栄養補給支援制度(WICプログラム)に参加した12の医療施設から371人の産後の女性を対象とした。対象者は低所得層に属しており、この支援プログラムを12か月間受けたものである。医療施設をWICプログラム群(標準ケア群)と、WICプログラムにインターネットを使用した減量プログラムの併用群(介入群)に無作為に割り付けた。減量プログラムには週1回のウエブサイトでのレッスン、ウエブでの日誌、指導ビデオ、コンピュータによるフィードバック、テキストメッセージ、およびWICクリニックでの月1回の対面集団レッスンが含まれた。

その結果、対象者の妊娠前からの平均体重増加は7.8kgだった。371人中89.2%が試験を完了した。12カ月での平均体重減少は介入群の方が標準ケア群よりも大きかった(介入群3.2kg vs. 標準ケア群0.9kg)。妊娠前の体重に戻った人の割合も、介入群の方が高かった(介入群32.8% vs. 標準ケア群18.6%)。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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