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ヨーロッパで人気の代替医療はマッサージ

ヨーロッパにおける代替医療の利用状況を調査した研究概要が10月19日、フィンランドのヘルシンキ大学からプレスリリースされた。

この調査は、ヘルシンキ大学、タンペレ大学およびトゥルク大学による調査は、20カ国以上の約4万人を対象に行われた。補完代替医療は、伝統的なアジアの治療法(中医、漢方、鍼灸、指圧)、代替医学(ホメオパシー、ハーブ療法)、手技療法(マッサージ、カイロプラクティック、オステオパシー、リフレクソロジー)、心身療法(催眠とスピリチュアル・ヒーリング) があげられた。調査結果によると、調査対象者の4人に1人が、過去1年間に代替医療を受けていた。最も一般的に使用された治療法は、マッサージ(12%)、ホメオパシー(6%)、オステオパシー(5%)、ハーブ療法(5%)で、ほとんどの人は1種類の代替医療のみを受けていた。代替医療と補完医療は、従来の西洋医学の代替または従来の医療と一緒に使用されていた。また、女性と高等教育を受けている人は補完代替医療の利用が多いこともわかった。

補完代替医療の利用は国によって大きく異なっていた。ドイツでは、調査対象者の約40%が補完代替医療を使用していたが、ハンガリーでは10%、フィンランドとエストニアでは35%だった。この違いは、補完代替医療が保険の対象となっているかによるものと考えられた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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