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アメリカの未成年におけるサプリメント利用率は33.2%

アメリカの未成年における2003-2014年の栄養補助食品の利用状況についての報告が6月18日、「JAMA Pediatrics」オンラインに掲載された。

栄養補助食品は、小児や青年の予防可能な薬物の副作用に関係していることが多いと考えられている。今回の調査は、米国国民健康栄養調査アンケート(NHANES)の全国代表データを使用し、0~19歳の未成年4404人を対象に調査を実施した。自分で回答ができない、乳幼児を含む16歳以下の子供は保護者から提供された情報によった。栄養補助食品のデータは世帯面接の間に収集された。参加者は、過去30日間に「ビタミン、ミネラル、ハーブ、またはその他の栄養補助食品を利用または摂取したか」という問いに答え、「はい」と回答した参加者は、そのすべての栄養補助食品の容器を面接者に提示した。

その結果、ビタミンまたはミネラルの使用は2003~04年、2013~14年で変化は見られなかったが、ハーブ、非ビタミンまたは非ミネラルのサプリメントと定義された「代替品」の利用率はほぼ倍増していた。代替薬の利用率が高いのは、オメガ3脂肪酸サプリメントとメラトニンサプリメントだった。研究者らは、鉄、カルシウム、ビタミンDなど一般的なサプリメントが突然の心臓死につながる可能性のある心臓血管への有害な影響があることを懸念している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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