世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

紫外線量を測定するウェアラブルセンサーの開発に成功

紫外線を測定できるウェアラブルセンサーの開発に成功したという論文が125日、「Science Translational Medicine」オンラインに掲載された。

米国イリノイ州エバンストンにあるノースウェスタン大学バイオナノテクノロジー研究所のSeung Yun Heo氏らによる研究チームは、小指の先ほどサイズでワイヤレス、バッテリレスの小型線量計の開発に成功した。現在の紫外線測定のためのシステムは、大きく重量があり、コストがかかるため、実験室外での適用範囲が限定されていた。

新開発のウェアラブルセンサーは、小型で低コストであり、リアルタイムで光強度を測定する多彩な操作方式を装備しているという。すでに、ヒトを対象とした試験が行われており、アウトドア活動中の太陽紫外線曝露量、新生児集中治療室の青色光線療法中の瞬間累積曝露量、一般には冬季うつ・夏季うつなどで知られる季節性情動障害に対する光線療法のための光照射量などが測定された。研究者らは、これらの試験では紫外線放射被曝を監視することができ、新開発のウェアラブルセンサーは「うまく機能している」と評価した。今後はさらにさまざまな環境での実用化が期待されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP