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体型矯正の術後合併症、切除した組織の重さがリスク因子

肥満手術後の体型矯正(ボディコンタリング:body-contouring)を評価した論文が218日、「Obesity Surgery」オンラインに掲載された。肥満外科手術の普及に伴って、術後の体型矯正手術の需要も高まっている。今回の研究では体型矯正手術の方法・手順と合併症、およびそのリスク因子を検討した。

研究は、体型矯正手術を受けた112人(手術157例)の患者を対象とした。各患者の特徴、危険因子、および合併症の記録も入手した。BMI、切除された組織の重量、および入院期間の相関関係の確認するため、外科的処置の種類に基づいて3つのグループに分類した。患者のリスク因子と合併症の発生との間の相関関係は、Fisherの正確確率検定で分析した。

研究は、体型矯正手術を受けた112人(手術157例)の患者を対象とした。各患者の特徴、危険因子、および合併症の記録も入手した。BMI、切除された組織の重量、および入院期間の相関関係の確認するため、外科的処置の種類に基づいて3つのグループに分類した。患者のリスク因子と合併症の発生との間の相関関係は、Fisherの正確確率検定で分析した。腹部形成術は患者が受けた体型矯正術で最も一般的なものだった(53人)。

腹部形成術、Fleur-de-Lis腹部形成術、ボディリフト術を受けた患者では、術前のBMIと切除組織重量との間に有意な相関が認められた。切除した組織の重量と入院期間および術前BMIおよび入院期間の間にも有意な相関関係があった。患者の併存疾患または喫煙状態と術後合併症発生率との間に有意な相関関係はなかった。切除された組織の平均重量は、再手術が必要な合併症がない患者よりも高かった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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