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肥満者の味認識は標準体重者より優れる

食事に対する満足感とBMIの関係を調査した結果が730日、「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」オンラインに掲載された。

BMI正常値(25未満) 161人、過体重(2530以下)78人、肥満(30以上)51人の計290人の一般成人を対象に調査を行った。味覚の測定にはチョコレートを選択し、チョコレートを食べることで得られる満足度を定量化した。参加者には、食べるのをやめるまで、チョコレートのサンプルを1つずつ与えた。サンプルごとに味覚についてのアンケート調査を行った。無作為に選ばれた参加者の半数から栄養情報を取得した。

参加者は251個のチョコレートサンプル(平均12.1個)を摂取した。平均的な味認識は追加したサンプル1つごとに減少した。正常体重参加者と過体重参加者で味認識に有意差は見られなかったが、肥満参加者は正常体重参加者と過体重参加者に比べ、より高いレベルの味認識を有していることが認められた。また、味認識の減少度合いも緩やかだった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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