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サプリメーカーの半数がGMP違反

ダイエットサプリ製造業者の半分以上は適正製造規範(GMP)に準拠していないという報告が8月10日、米University of CaliforniaのWELLNESS LETTERに掲載された。

サプリメント試験会社ConsumerLab.comが入手した最新のFDA(アメリカ食品医薬品局)監査レポートによると、栄養補助食品メーカーの半数以上が適正製造基準(GMP)に適合していないという。その詳細は、米国内538カ所、海外60カ所(中国、ドイツ、ブラジル、日本、韓国、台湾、メキシコ)の計598カ所が検査対象となり、このうち51%が2018年10月1日から2019年9月30日の間に、GMP違反の通知を受け取った。半数が違反とはいえ、ここ数年で改善がみられており、例えば2012年では70%、2016年には62%が違反の通知書を受け取っていた。

FDAは、通知を受けた施設での違反は平均2.55回、違反の中央値は4回であると指摘している。各施設で見つかった特定の違反は開示されていないが、最も一般的な違反事項は通知を受け取った施設の15%以上で観察された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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