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米P&G、欧米でリサイクル可能な歯磨きチュープを2021年から導入

米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、3日、 主要な歯磨きブランドにリサイクル可能なチュープを導入していく方針を発表した。 北米市場を中心に展開しているオーラルケアブランドの「クレスト」と「オーラルB」、欧州ブランドの「ブレンド・ア・メッド」の歯磨きチューブを2021年1月からリサイクル可能なHDPE(高密度ポリエキレン)チューブへの切り替えを開始し、その後移行を継続して2025年までに完全切り替えを予定している。

歯磨きチューブのマルチマテリアル構造は、リサイクルが困難とされていたが、新開発のHDPE(高密度ポリエチレン)を使用したチューブは、北米と欧州のリサイクル機関によって既存のチュープのリサイクル技術との適合性が認証された。よって、欧米のリサイクル収集プログラムが存在する場所では、このHDPEチューブのリサイクルが可能となる。

100%リサイクル・再利用可能なパッケージの実現を目指すP&Gのアンビション2030の取組みの一環として、歯磨きチューブのリサイクル可能性のレベルを引き上げる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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