世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

減量サプリメントの効果を示す試験結果は少ない

減量サプリメントが有効であるというエビデンスは少ないという論文が発表されたことが6月21日、THE OBESITY SOCIETYからニュースリリースされた。

緑茶抽出物、キトサン、グアーガム、共役リノール酸などの減量サプリメントは何百もあり、減量しようとしているアメリカ人の34%がこれを使用していると推定されている。

今回の研究では、減量のサプリメントと代替療法に関する315件の臨床試験の包括的レビューを実施し、バイアスのリスクが低く、有効性をサポートするのに十分であるとした52件の文献を評価した結果、16件の試験では、プラセボと比較して体重の有意な減少が示され、体重減少は0.3から4.93kgの範囲だった。対象となったほとんどの研究でサプリメントが減量をもたらさなかったことが示された。論文著者のUniversity of North Carolina School of Medicine、老年医学准教授のJohn Batsis博士は「臨床医が患者に対してより確実に情報やアドバイスを提供できるようにするデータを作成のため、サプリメント業界と研究者が協力して減量サプリメントの高品質な臨床試験を設計するため協力的である必要がある」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP