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食事回数は少ない方がダイエットにいいかもしれない

同じカロリーの食事なら、朝・昼の2回で摂ったほうが、6回に小分けして摂るよりも体重と血糖値管理のためには良いという研究結果が5月15日、「Diabetologia」オンライン版に掲載された。

Institute for Clinical and Experimental Medicine(チェコ共和国)のHana Kahleová博士らによる今回の研究は、高齢で肥満の糖尿病患者54人を対象に実施された。1日の推奨のカロリー量より500kcal少ない量を、朝・昼の2回にわけて食べる群と、6回にわけて食べる群の3つに分け、12週間の試験を実施した。

その結果、両群ともに減量効果が見られたが、食事2回群では3.7kg、6回群では2.3kgと、2回群の方が減量幅が大きかった。肝臓脂肪含量は、両群とも同等の減少が見られた。空腹時血糖値とCペプチドも両群で低下したが、2回群の方が低下率が大きかった。研究者らは、糖尿病患者の体重および血糖値管理の新たな戦略として、食事のカロリーだけでなく、回数も考慮した研究が必要と示唆している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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