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睡眠障害で自殺リスク2倍も

睡眠の質が自殺リスクと関連するという研究結果が8月13日、「JAMA Psychiatry」オンライン版に掲載された。

米国ニューヘブン、アイオワ郡、ワシントン郡などに在住の65歳以上の男女、約1万4000人のデータから疫学研究を実施した。その結果、睡眠の質が悪いことと自殺リスクの増加に関連があることがわかった(自殺のオッズ比1.39)。また、10年間の追跡では入睡困難と浅い睡眠(nonrestorative sleep)はそれぞれ独立して、自殺リスクと関連していることが分かった(同2.24、2.17)。睡眠障害は、うつ状態とは関係なく高齢者の自殺リスクを上げていると研究者らは示唆している。

高齢者の3割が不眠症というデータもあるが、高齢者のみならず、日本は世界で最も睡眠時間が短い国と言われている。不眠に関する意識調査では、4割を超える人に不眠症の疑いがあり、そのうち7割以上が不眠症の自覚がないという結果も出ている。来る9月3日は「睡眠の日」で、その前後2週間は睡眠健康週間とか。これを機に、自分の睡眠を見直してみては。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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