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香辛料のサフランがうつ病に効果

ブイヤベースやクスクスなどの料理に使われる香辛料のサフランに、抗うつ効果があるという研究が、「Human Psychopharmacology Clinical and Experimental」11月号に掲載された。

サフランは、日本薬局方にも収載される生薬調剤。漢方では「番紅花」と言う名称で呼ばれ、鎮静・鎮痛があるとされる。また、月経誘発効果も認められることから、妊婦への使用は制限されている。

この研究は、無作為化二重盲検試験6件のシステマティック・レビューで行われた。その結果、サフランはプラセボと比べ、大きな治療効果を示し、抗うつ薬と同様の効果が見られた。サフランの抗うつ効果は、セロトニン作動効果、抗酸化効果、抗炎症効果、神経内分泌および神経保護効果に起因する。

研究者らは、軽度から中等度のうつ病治療にサフランの使用を示唆し、さらなる研究が必要としている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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