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メタボ症候群は現代の「サイレントキラー」

太りすぎや肥満に起因するメタボリックシンドロームは、40歳以上のアメリカ人の40%に影響しているという研究成果が4月6日、米国フロリダアトランティック大学サイトに掲載された。研究の詳細は「the Journal of Cardiovascular Pharmacology and Therapeutics」に掲載されている。

腹部肥満、高トリグリセリド、高血圧、異常脂質、およびインスリン抵抗性から3つ以上の危険因子を持つことを指す「メタボリックシンドローム」が健康に有害な兆候である。1970年代には「高血圧」が注目を浴び、自覚症状がない危険な疾患”サイレントキラー”と呼ばれたが、今日では新しいサイレントキラーとして「メタボリックシンドローム」があげられている。肥満はメタボリックシンドロームに大きく寄与しており、40歳以上の人の約40パーセントに影響していると推計された。臨床医はこれまでメタボリックシンドロームに寄与する主要な危険因子のそれぞれを個別に評価してきたが、リスク要因の合算は、合計以上のリスクとなる。

研究者らによれば「肥満は米国および世界的で、早期死亡を避けることのできる主要な原因として喫煙を追い抜いている」という。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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