ビタミンDサプリ、小児肥満への効果確認

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2018.10.2

国際部

ビタミンDサプリメントは、肥満の子供の体重減少を促進し、将来の心臓および代謝性疾患のリスクを潜在的に低下させる可能性があるという研究結果が報告された。この研究の詳細は9月27~29日に、ギリシアのアテネで開催されたthe 57th Annual Meeting of the European Society for Paediatric Endocrinology(第57回欧州小児内分泌学会年次総会)で発表された。

アテネ大学医学部のEvangelia Charmandari教授とアテネのアシアソフィア子供病院のChristos Giannios教授は、232人の肥満児に12カ月間のビタミンDサプリメント投与の試験を実施した。評価は、サプリメント投与なしの117人の小児との比較で行った。ビタミンD、体脂肪、肝機能および心臓血液マーカーのレベルを、試験の開始時および12ヶ月後に評価した。その結果、ビタミンDサプリメントを与えられた小児が12カ月後にBMI、体脂肪率およびコレステロールレベルを有意に低下させたことが分かった。研究チームは引き続き、高血圧、高血糖、高コレステロールなどの健康状態の悪い肥満小児や青年へのビタミンDサプリ効果の調査を予定している。

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