次世代の健康診断「KRD Nihombashi」が事前予約を開始
2018.10.3
編集部
医療法人社団大地の会は10月1日から、「予防に資する」健診施設を目指したKRD Nihombashi(東京都中央区日本橋本町)の受診者用予約受付サイトをオープンした。通常の人間ドックでは行わない口腔内検査を行うなど、眼、歯、血(全身)の“三位一体”にて現状把握を行うのを特徴としている。
KRD Nihombashiの事前問診項目は、全300問以上を受診日前の5日間をかけて回答することになる。慌ただしく、適当に記入してしまいがちな問診を、毎回の健診が自分を見つめ直すタイミングにすべく、自らの状態を精緻に報告してもらうのが狙い。項目数も細分化されており、健診の精度が高くなる。
検査項目は、人間ドッグ学会が設定する一般的な項目数の2倍以上。通常は含まれていない眼・歯・血液も含めて調べる。更に半年後に、もう一度同じ項目数のフォローアップ血液検査を実施する。
通常の健康診断での眼科検診は、矯正視力がきちんと測られていないことも多く、視野検査や網膜などの詳細な検査は実施されないため、緑内障・網膜剥離をはじめ多くの疾患を発見しづらい仕組みだった。今回、KRD Nihombashiでは、矯正視力を正確に測り、視野や網膜検査も実施し、これまでの健康診断では見落とされてきた異常を早期に発見しやすくなる。
また、歯科検診では、一般的な虫歯のチェックの他、口腔内写真撮影、歯周病の精密検査、口腔粘膜・舌検査、咬合力(噛む際に必要となる力)検査、オプションで虫歯菌や歯周病菌の細菌検査を実施し、さらに血液検査データと合わせて口腔内についても時系列で動態管理する。
歯周病が大きなリスク因子として注目されている糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、関節リウマチといった全身疾患への影響、咬合力の低下に加えて、歯周病が認知症に繋がる可能性があるなど、口腔以外の疾患のサインを察知することができ、口腔内の状態から体全体の状態をつぶさに観察していく。
KRD Nihombashiでは、受診者が自身のカラダと真に向き合えるべく、健康への正しい知識を身に付けてもらえるように、年間を通じて「栄養・運動・マインドフルネス」をテーマに様々な健康リテラシー向上のプログラムを用意。健診後に高まる自身の健康への欲求を、セミナーやプログラムを通じ行動継続していくことで、自身のカラダを最高の状態にできるようになるとしている。