クロスボーダーエイジ、中国の保健食品市場への参入を支援

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2018.10.4

編集部

新事業開発と人財育成を行うベンチャーの株式会社クロスボーダーエイジ(東京都千代田区)はこのほど、中国の保健食品(健康食品・サプリメント)市場への参入を計画している日本企業に対して、製品ごとのスクリーニングサービスの提供を開始した。

同社は、中国の保健食品のCRO(開発業務受託機関)サービスに豊富な実績を持つ、信頼できる現地パートナーと連携。日本企業を対象に製品ごとの中国展開の判断・注意事項についての簡易レポート(製品スピードスクリーニング)を提供する。

健康食品・サプリメント製品のパッケージおよびホームページや宣伝材料などの公開情報をもとに、現地の最新の規制情報と照合・確認し、日中・中日の翻訳作業を含めて1カ月(20営業日)以内にスピードスクリーニングレポートを、1アイテム当たり税別8万円で提供する。

研究開発部門、OEM先への詳細な配合情報・技術情報などを確認する前の中国展開の判断および注意事項を確認するプロセスで活用できるとしている。

中国には、青帽子のロゴマークを付けて機能性を持つ保健食品を管理する制度がある。中国の健康サービスコンサルティングを展開する「庶正康訊」によると、この中国保健食品市場は年10%を超え加速的に成長しており、2018年の市場規模は4.3兆円、2020年には5.2兆円に達すると予測されている(レート1元16円で換算)。

この中国保健食品市場においては、規制・日中関係のボトルネックが急速に解消されつつあり、日本企業の参入チャンスが拡大している。このトレンドは中期的な安定・継続が見込まれているものの、日本企業にとっては、中国市場への上市に向けた申請プロセスの理解、および保健機能を有する食品の法定試験をクリアする「認可投資」は依然としてハードルが高く、検討初期から業務が進まないケースが多く見受けられる。

クロスボーダーエイジは、この分野に専門特化してきた実績・ノウハウ、ネットワーク、人材で、確かな情報とクイックな対応により、そのボトルネックを解決することを目指している。

参考リンク
株式会社クロスボーダーエイジ

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