ピコ秒レーザーの進化を振り返るレビュー論文

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2019.02.14

国際部

皮膚科領域で普及してきたピコ秒レーザーの進化についての包括的な文献レビューが「Dermatologic Surgery2月号に掲載された。ピコ秒レーザーは、照射時間幅を1ナノ秒未満とし、標的を選択的に分解することのできる新技術のレーザーである。

ピコ秒パルス幅レーザー(PS)は皮膚科分野におけるレーザー治療を大きく進化させた技術である。当初はタトゥーの除去に使用され、その有効性が確認させ、副作用の軽減も研究された。現在では、色素性疾患、ニキビ瘢痕、および光老化の治療に有効であることが実証されている。今回の論文では、皮膚科におけるピコ秒レーザーのさまざまな用途に関する公開データを批判的に分析した。対象の論文は、「ピコ秒」、「ピコ秒レーザー」、「ピコ秒レーザー色素/色素沈着」、および「ピコ秒レーザーのタトゥー除去」という検索用語を使用して検索、特定された。その結果、

41件の論文が確認され、包含基準を満たした27件をレビューの対象とした。ピコ秒レーザーの適応症には、タトゥー除去、良性色素性病変/色素性疾患、ニキビ瘢痕、光老化が含まれており、ほとんどの研究は副作用の低発生率を報告しており、安全で効果的な治療だったことを示していた。

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