ボディビルサプリメントで肝障害の危険

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2019.04.19

国際部

筋肉増強を目的としたボディビルサプリメントを摂取した若い男性に胆汁うっ滞疾患が確認されたという論文が41日、「Alimentary Pharmacology & Therapeutics」オンラインに掲載された。

市販のボディビルサプリメントが原因と考えられた肝障害を発症した44人の男性(平均年齢33歳)を対象に調査を行った。その結果、平均潜伏期間73日で肝障害を発症しており、41%は肝細胞障害型肝障害のパターンを示していた。対象者全員が胆汁性肝障害の臨床的特徴である黄疸や掻痒を発症した。肝障害は徐々に解消の方向に向かった。使用していたサプリメントの化学分析の結果、ラベルに記載されていないアナボリックステロイド(筋肉増強剤)が含有されたものがあった。研究者らは「アナボリックステロイドは医師の監視下で使用すべき」、また「栄養補助食品を使用している患者は、医師に通知する必要がある」と述べている。

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