インドの消費者の65%は日焼け止めを使用しない

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2019.08.13

国際部

スキンケア対策として日焼け止めの利用率は浸透してきているが、インドでの認知度はまだ低いようだ。グローバル市場調査会社ミンテルがこのほど発表した調査によると、インドの消費者の65%が過去12ヶ月(2018年7月〜2019年6月)、日焼け止めを一度も使用していないことが明らかになった。インドの消費者の四分の一は、SPF( Sun Protection Factor)やPA(Protection Grade of UVA)のような日焼け止めに使用される用語を理解しておらず、22%は自分にとってどのレベルのSPFが最適か理解していないという。

同社は2019年2月にインドの18歳以上の成人3000人を対象にサンスクリーンについて意識調査を実施した。日焼け止めを利用する頻度についての調査では、毎日ではなく晴れた日のみにサンケア製品を使用すると24%が回答しており、27%は外出時にのみ日焼け止めを使用すると回答している。

同社インド事業部の美容アナリストのMinu Srivastava氏は、「インドでの日焼け止めの使用は初期段階にあり、サンケア製品の利用について消費者を教育することが重要」などと述べている。インドの美容およびパーソナルケアの消費者は、多くの製品を利用するよりも多機能/効果を提供する製品を好むという。サンケア製品の利用者が新しいスキンケア製品を購入する際に考慮する機能は 保湿(33%)、汚染防止(29%)、長期にわたる保護(28%)、天然成分/美白肌(25%)などが含まれる。

同社のGlobal New Products Database(GNPD)によると、2016年から2019年6月の間にインドで発売されたすべての美容およびパーソナルケア製品のうち、ファンデーションなどのフェイスカラー化粧品の16%、リップカラー製品の9%が「UV保護」の機能を備えていた。 消費者の要求に効果的に応えるように、日焼け防止とメイクアップの両方の利点を兼ね備えたハイブリッド製品の開発が今後の課題になるようだ。

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