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ニキビ痕治療に多血小板血漿療法は有望

ニキビ瘢痕の治療に有望とされる多血小板血漿の効果を系統的レビューとメタ分析で評価した研究論文が2月15日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。萎縮性にきびの傷跡に対する多血小板血漿(PRP)は有望であるという報告は多いが、これまで、この治療法の有効性に関する体系的なレビューやメタ分析は行われていなかった。

そこで今回の研究では、PubmedおよびCochraneライブラリデータベースを検索して、201951日より前に公開された関連研究を検索。8件(対象者:顔面全体153人、部分のみ158人)のレビューと、6件(対象者241人)の定量分析を実施した。

その結果、マイクロニードルまたはサブシジョンを用いたPRPが、瘢痕重症度スコアの統計的に有意な減少を示した。また、マイクロニードルまたはサブシジョンのみの治療よりPRPとの併用の方が、さらにPRP以外の方法との併用療法よりも有効であることも示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

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  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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