新薬licogliflozinの減量効果は控えめ
2020.03.26
国際部
新規SGLT1および2の二重阻害剤のlicogliflozinによる減量効果を検討した研究結果が3月18日、「Obesity」オンラインに掲載された。
この用量反応分析では、過体重または肥満の成人を対象に、1日1回または1日2回のlicogliflozin(2.5-150 mg)24週間の体重変化をプラセボと比較。また、初期体重減少維持におけるlicogliflozinの有効性と安全性を評価した。
その結果、licogliflozinは1日1回または1日2回の摂取は、プラセボと比較して体重減少とプ有意な用量反応シグナルを示した。しかし、24週間後の体重の平均調整パーセント変化は緩やかで、-0.45%から-3.83%の範囲だった。24週目の体重減少は、1日2回50mgと1日1回150mgの最高用量グループで最も顕著だった。高用量では体重減少が大きかったが、胃腸の有害事象もより頻繁に発生した。このため、50mgの1日1回投与が、有効性と忍容性のバランスが最もよいと考えられた。