世界の自然化粧品市場は2025年までに480億4000万ドルに

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2020.06.8

国際部

世界の自然化粧品市場は、eコマースプラットフォームの台頭とミレニアル世代の需要増加などが奏功して堅調に成長するようだ。米リサーチ会社Million Insightsが5月25日にリリースしたレポート「Natural Cosmetics Market Analysis Report By Product, By Distribution Channel And Segment Forecasts From 2019 To 2025」によれば、2018年に341億規模の自然化粧品市場は、2019年〜2025年の期間に年平均成長率(CAGR)5.01%で成長し、2025年には480億4000万ドルに達すると予測されている。

セグメント別にみると、2018年のスキンケア市場は100億3100万ドルで自然化粧品市場全体の30.22%以上を占めた。 そのあとヘアケア、フレグランスが二分し、カラー化粧品(メイクアップ)と続いた。消費者の美肌に対する意識の高まりが、自然派スキンケアセグメントの需要を後押しする主な理由と分析されている。 石油化学製品やその他の防腐剤を含まない天然香料の需要が高まっており、天然香料は、2019年から2025年にかけて5.03%のCAGRで成長すると予想されている。

地域別に市場をみると、2018年時点でヨーロッパは38.29%と最大の市場を獲得した。同市場は2018年に130億600万米ドルに達しており、予測期間にわたり堅調な成長を続けると予想される。ミレニアル世代の自然派化粧品に対する需要拡大が、この地域の成長を支える主な要因と分析。 一方、アジア太平洋地域は予測期間中に CAGR4.42%を記録すると予想される。同地域では、働く女性の人口の増加、外観に対する意識の高まり、自然派化粧品の有効性に対する見解への指示増加が一気に合わさって有望市場に成長すると期待されている。

参考リンク
millioninsights.com

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