予約緩和策として2019 年より新型脱毛機「スプレンダーX」「ソプラノチタニウム」を導入しているアリシアクリニックが6月4日、導入後の成果を発表した。

スプレンダーXはアレキサンドライトレーザーとYAGレーザーを同時に照射。ソプラノチタニウムはダイオードレーザーも加えた3種類のレーザーを照射する。どちらも数種類のレーザーを同時に照射する仕組みになっているが、レーザーごとの波長や性質は異なる。その違いを活かして幅広い肌質・毛質に対応。太い毛や肌の奥深くから生えている毛にも効果的とされる。また、照射面積が広く、肌の上を滑らせるように動かしながら照射していくため、従来型の医療レーザー脱毛機と比較して施術時間の短縮が見込める。

これらを導入する以前は、全身のレーザー照射には1時間程度を要していた。稼働可能な医療レーザー脱毛機の台数にも限りがあり、患者からは「希望日の予約が取れない、取りづらい」などの意見が寄せられていた。導入後は全身のレーザー照射が30 分で完了。照射回数も従来の5～6回から4回にまで減らすことができ、予約緩和につながったという。

予約緩和を試みるクリニックにとって、スプレンダーXとソプラノチタニウムは救いの機械となりそうだ。