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肥満改善へのアプローチ、男女別でも効果変わらず

肥満改善のための食事や運動の介入は、性別にこだわらない中立的なアプローチよりも、男女で違ったアプローチをする方がより効果的であるという可能性を検討する研究結果が7月30日、「Nutrition Journal」オンラインに掲載された。

今回の研究では、食事摂取量や肥満の改善を目的とした若年成人(17~35歳)への性別の介入の有効性をシステマティックレビューとメタ解析で評価。対象は107本の無作為化試験の報告で、うち30本が性別介入を、残りは特に性別にこだわらない介入を行っていた。各研究の評価項目は肥満(34%)、栄養(27%)、身体活動(26%)、またはこれらの組み合わせ(14%)だった。

解析の結果、性別にこだわらない介入よりも、男女別の介入の方が栄養改善および運動成績に効果的であることがわかった。一方、性別にこだわらない介入では脂肪蓄積量の改善に効果的だった。これらの介入による効果の違いは統計的に有意ではなかった。減量または体重増加予防に対する2つの介入の効果にも差がなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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