眼窩下色素沈着へのレーザーとマイクロニードル、治療効果は同等
2020.09.14
国際部
眼窩下の色素沈着治療におけるフラクショナルCO2レーザーとマイクロニードルの効果を比較した結果が9月5日、「Journal of Dermatological Treatment」オンラインに掲載された。
30人のボランティア参加者を対象に、顔の半面にフラクショナルCO2レーザー、対側半面にマイクロニードルによる治療を実施した。どちらの治療もトラネキサム酸と併用した。3か月に1回に施術し、2人の皮膚科医が有効性と安全性を評価、最終評価時には参加者による満足度調査も行った。
その結果、ベースライン状態と比較してどちらの方法もすべてのセッションで有意な改善が認められた。30日目、90日目、および150日目には有意差はみられなかったが、60日目のみフラクショナルCO2レーザーで有意に高い改善を認めた。参加者の満足度も同等だった。有害事象は一時的なものだった。マイクロニードルで長期間続く紅斑が生じたことを除いて、有害事象発生に有意差はなかった。