8時間ダイエット、減量効果示せず

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2020.10.9

国際部

8時間ダイエットの減量効果を検証した試験結果が9月28日、「JAMA Internal Medicine」オンラインに掲載された。

物を食べる時間を8時間に制限するダイエット法が注目されている。今回の研究は、この8時間ダイエットの有効性と安全性を初めて無作為化臨床試験で検討したものである。対象者は過体重または肥満(BMI 27~43)の18~64歳男女116人。8時間ダイエットを行うグループと、1日3食の内容および時間を決めて摂取するグループに無作為化して12週間の試験を行った。

その結果、8時間ダイエットグループでは体重が有意に減少した(-0.94kg)が、1日3食グループでは有意な変化はなかった(-0.68kg)。両グループ間でも体重の変化に有意差はなかった(差-0.26kg)。四肢除脂肪量指数は8時間ダイエットグループでより減少した。空腹時インスリン、空腹時血糖、ヘモグロビンA1c値、総エネルギー消費量、および安静時エネルギー消費量には大きな変化はなかった。時間を制限する食事法は、それ以外の介入がない場合、時間を守って1日3回食事を摂る方法と比較して体重減少効果に差がないことがわかった。

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