ソーシャルメディアで共有されている編集を施した女性の自撮り写真に対して好意的なコメントが寄せられた場合の効果を検討した論文が2月8日、「Body Image」オンラインに掲載された。

この研究では、写真の変更の種類（外観の変更、外観以外の変更、または変更なし[対照]）と好意的なフィードバック（外観へのコメント、外観以外へのコメント）が女性の自己認識にどのように影響するかを調査するラボ試験を実施した。自己の客観化、外観の満足度、美容整形手術の態度、および将来的にソーシャルメディアに自分撮りを掲載する意欲について評価を行った。

その結果、自分撮り写真への編集は外観の満足度を低下させ、美容整形手術の態度が低下することと関連した。自撮り写真の外観に関するコメントを受け取ると、写真への編集の種類に関係なく自己客観化が高まり、自己客観化が高まるほど、将来的にソーシャルメディアで同様の自撮り写真を掲載する傾向が強まった。この調査結果は、女性がオンラインで共有する画像の種類によって、どのように影響を受けるかについての包括的な理解を提供すると研究者らは述べている。