ブルーライトカットレンズ、眼精疲労の予防・改善に効果なし
2021.02.22
国際部
ブルーライトカットレンズがPC使用による眼精疲労に効果的かを検証する二重盲検無作為化比較試験の結果が2月12日、「American Journal of Ophthalmology」オンラインに掲載された。
今回の研究では、眼精疲労症状を伴うコンピュータ使用者120人を対象に、ブルーライトカットレンズによる眼精疲労の緩和効果をブルーライトカットレンズなしのグループと比較検証した。また、ブルーライトカットレンズに肯定的または否定的な臨床眼科医の意見が転帰に影響するかも調査した。
その結果、眼科医の意見がどちらであっても、またブルーライトカットレンズの有無によるフリッカー融合頻度(ちらつき融合頻度)、および眼精疲労症状スコアへの影響は見られなかった。ブルーライトカットレンズの使用による有害事象は確認されなかった。