ドライアイのリスク因子を特定
2021.03.10
国際部
ドライアイの修正可能な生活習慣危険因子を検討した論文が1月20日、「Contact Lens and Anterior Eye」オンラインに掲載された。
ニュージーランドで行われたこの研究では、重篤な疾患、またドライアイ以外の眼科疾患のない322人(女性186人、男性136人、平均年齢41歳)に生活習慣因子質問票への記入の実施と、各被験者のドライアイ症状、眼表面特性、涙液層の質の評価を実施した。
その結果、ドライアイの国際基準であるTFOS DEWS II診断基準に、111人(34%)が合致した。多変量回帰解析で、高齢、女性、東アジア系、長時間のデジタルスクリーン曝露時間はドライアイの正の危険因子、カフェイン摂取高値は防御因子であることがわかった。