経口イソトレチノイン治療とニキビ患者の筋力

最新商品

2021.03.31

国際部

尋常性ざ瘡(ニキビ)患者の筋力に対する経口イソトレチノインの効果を検討した論文が3月20日、「BMC pharmacology & toxicology」オンラインに掲載された。近年、イソトレチノイン投与に関連する筋骨格系の副作用が頻繁に報告されている。そのため、今回の研究では、経口イソトレチノイン治療が筋力に及ぼす影響を調査することを第一の目的とした。第二の目的は、筋肉破壊の特定マーカーである血清クレアチンホスホキナーゼ(CPK)レベルと筋力の間に相関関係があるかどうかを評価することだった。

試験の対象は尋常性ざ瘡の経口イソトレチノイン治療を開始した30人の患者と、局所治療を受けた対照群の30人の患者とした。患者の年齢、性別、身長、体重を記録し、BMIを算出した。non-dominant(利き側ではない)側のハムストリングと大腿四頭筋の筋力を、等速動力計を使用して評価し、ピークトルク値を記録した。イソトレチノイングループでは、6か月の薬物治療を完了した群で等速測定を再度実施し、初期PT値と比較した。

2つのグループは、年齢、性別、BMIの点で類似していた。治療開始時の筋力はイソトレチノイングループと対照グループで差はなく、治療6か月後のイソトレチノイングループでは、ハムストリングおよび大腿四頭筋のピークトルク値に有意な変化は観察されなかった。血清CPKレベルとハムストリングおよび大腿四頭筋の筋力との間に統計的に有意な相関は見られなかった。

#

↑