美容業界のDX化はどうなるのか 美容サイト部員が大学で講義
2021.08.11
編集部
株式会社アイスタイル(東京都港区/代表取締役社長CEO:吉松徹郎)が運営するBeautyTech.jpは8月6日、杉野服飾大学で美容業界のDX(Digital Transformation)について講義を行ったと発表した。
テーマは「化粧品業界のOMO(Online Merges with Offline)」で、美容業界で導入が進むオンラインツールやサービス、オンライン体験会やカウンセリングなど顧客視点の接客DX等がレクチャーされた。
たとえばオンラインツール・サービスとしては、美容商品の色味を試す「ARバーチャルトライオン」や「AI肌診断」「オンライン接客・カウンセリング」「ライブコマース」「3Dバーチャルストア」などについて解説された。
また、接客DXについては、オンライン接客を導入するにあたり、最初に「1:1」「1:N(複数人)」で行うのか、「ライブ」「オンデマンド」で行うのかを最初に整理して、サービスを考えることが説明された。
これらを踏まえ、同サイトから「今後、店舗側としてはオンライン・オフラインの顧客IDを統合し、一人ひとりにパーソナライズした接客を可能にするなど、付加価値のある顧客体験の創出が急務になると考えられる」と美容業界の将来について提言がなされた。
なお、OMO(Online Merges with Offline)を日本語に直訳すると「オンラインとオフラインを併合する」という意味になる。