マンゴーの皮が肥満女性の酸化ストレスが軽減

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2021.11.9

国際部

肥満と代謝障害に関係する活性酸素種と酸化ストレスへの有効性が期待されているマンゴーの効果を検討した試験結果が10月23日、「BioMed research international」オンラインに掲載された。

ウルシ科マンゴー属の果実マンゴー(Mangifera indica)は、体内で生成されるフリーラジカルからの保護効果を持つ抗酸化物質として機能するポリフェノール、カロテノイド、テルペン、およびフラボノイドが豊富である。今回の研究は、過体重の被験者における脂質異常症および酸化ストレスに対するマンゴーピールのインビボ抗酸化能を調査するために実施された。試験は、BMIが25.0~29.9(過体重)の25~45歳の女性ボランティア31人に、マンゴーピールパウダー1gの摂取を行う84日間実施した。抗酸化能の評価はベースラインと試験期間の終わりに行った。試験終了後には安全性評価試験も実施した。

その結果、マンゴーピールパウダー摂取で低密度リポタンパク質(LDL)、コレステロール、トリグリセリド、尿素、クレアチニンのレベルが低下し、高密度リポタンパク質(HDL)およびチオバルビツール酸反応性物質(TBARS)が上昇した。これは、マンゴーの皮が肥満者の酸化ストレスと脂質異常症に対して強力なコントロール能を持つ可能性を示唆している。

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