ヨルダンで行われた美容皮膚科研修医の研修プログラムに関する調査結果が1月27日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

単純な診療室での処置から全身麻酔を必要とする手術まで、皮膚科医によって行われる美容皮膚科手術の数は増加している。そのため、患者の希望に応えるために、皮膚科研修医における美容皮膚科研修の適切性を評価することが不可欠と考えられる。今回の研究では、ヨルダンで皮膚科研修医42人（男性16人、女性26人）を対象に、美容皮膚科研修プログラムの実践と教育格差を検証。2021年4月から6月まで、オンラインサーベイを用いた横断研究を実施した。

その結果、研修医の半数以上（54.8％）が、所属組織で美容的処置が行われていると報告した。大多数（64.3％）は、所属組織で行われている処置のトレーニングに参加していなかったが、大多数は（88.1％）実地研修は最も有益な方法であることに強く同意していた。85％以上が、美容皮膚科研修は実践的で、最終学年の研修医は独立して美容処置を行うべきと考えていた。現在の研修プログラムに非常に満足（2.4％）、満足（4.8％）と回答した研修医は少なかった。ヨルダンの皮膚科研修医は、現在の美容処置トレーニングのレベルに不満を持っており、インフラの改善と理論的および実践的な教育の提供により、教育訓練の質を向上させることが求められた。