オリーブ廃棄物の有効利用を探る

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2022.03.1

国際部

オリーブ廃棄物の中でも焦点を当てた研究の少ない固形副産物についての研究結果が1月21日、「Microorganisms」オンラインに掲載された。

食品および飲料、化粧品、製薬業界にとって重要なオリーブオイルの製造過程からは、特に生産量の多い地中海諸国で、環境問題となる副産物を発生させている。これらの副産物には、オレウロペイン、ヒドロキシチロソール、チロソールなどのフェノール成分が多く含まれており、適切な処理により様々な分野での利用に大きな可能性を秘めている。

固形廃棄物(オリーブの搾りかす)はフェノール含有量が高い一次資源であると見なすことができる。一般的に使用される遠心抽出システムを用いることで生成される異なる水分含有量のオリーブ搾りかすは、特にフェノールが豊富な湿ったパルプからなるパテ(Pâté Olive Cake)またはオリーブ搾りかす(Olive Pomace)ケーキと呼ばれる新しい副産物を生成である。さらに、回収と処理のプロセスは効率的な廃棄物管理に貢献し、しいてはオリーブオイル産業の持続可能性を高め、経済的利益につながる可能性が示唆された。

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