低炭水化物ダイエット成功で腸内細菌に変化

最新商品

2022.03.4

国際部

低炭水化物ダイエットによる体重減少に伴う腸内細菌の動態を調査した結果が2月11日、「Frontiers in Nutrition」オンラインに掲載された。

今回の研究では、過体重または肥満の参加者計65人が20~231日間の修正アトキンスダイエットを実施。修正アトキンスダイエットは総摂取カロリーをタンパク質から30%、炭水化物から40%、脂肪から30%の割合にしたものである。腸内細菌および真菌は、16SrRNAおよびITSrRNA遺伝子シーケンシングデータのそれぞれに基づいて縦断的にプロファイリングされた。

その結果、61人が5%の27人が10%の体重減少を達成した。10%の減量を達成した参加者の大半で、代謝の改善も報告された。腸内細菌と真菌の多様性は、5%の体重減少後に増加し、その後安定した状態を維持した。 Firmicutes門からのLachnoclostridiumとRuminococcus2を含む細菌属は減少、Bacteroidetes門のParabacteroidesとBacteroidesは体重減少後に増加が見られた。インターキングダム・アナリシスの結果、体重減少に関連する細菌の半分以上が関与する腸内真菌と細菌の間に共分散が見られた。

#

↑