スキンケア機器設計のための人体測定データ

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2022.04.18

国際部

韓国の人体測定データに基づくスキンケアデバイス製品の設計を行った報告が4月12日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

時間と経費の節約のために自宅で肌をケアしようとする人が増加し、美容機器市場は着実に成長している。定期的な訪問が必要な皮膚科医やエステティックサロンとは対照的に、自宅での余暇に肌を簡単に管理できるということは、利便性を重視する消費者にとって魅力的である。今回、発光ダイオード(LED)を使用した眼鏡型のスキンケア機器製作のため、顔面の皮膚への圧力を均等に分散できるようにする3次元人間工学的測定を韓国の女性の30~49歳を対象に実施した。

その結果、人口の70.9%をカバーする頭部および顔面各部位の代表的なサンプルサイズを特定した。代表的なサイズは目頭から目じりまでの長さ31.4mm、眉毛隆起部と耳珠までの長さ88.5mm、耳たぶ間の長さ157.2mmだった。さらに、LED光源の効率的な配置をシミュレートし、3Dスキャンデータを使用して設計に適用し、参加者のグループインタビューを使用して設計の改良プロセスを行った。本研究で使用した人体寸法データは韓国の成人女性の頭部測定値に基づいているため、世界市場での製品開発には、より多様な人体測定データが必要である。さらに、グローバル市場での製品の競争力を高めるために、多様な文化や地理的地域からの消費者調査を実施する必要があることが示唆された。

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