紅参は疲労とストレスを軽減するのに効果的

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2022.05.10

国際部

韓国高麗人参学会は、紅参は疲労とストレスを軽減するのに効果的だという報告書をこのほど発表した。世宗大学校で4月21日開催された2022年春季の高麗人参学会で、「The Effect of Red Ginseng on Improving Fatigue, Lethargy and Stress Resistance(紅参の疲労、無気力、ストレス抵抗性に対する改善効果)」と題する研究結果を明らかにした。コロナウイルス感染の回復後に疲労感や無気力が長引くことを訴える人が増えていることから、今回の研究結果を有効活用できるよう公表した。紅参に関する3つの研究結果は次の通り。

家庭医学専門医Kim Kyung-chul氏は、少なくとも週に一度は疲労感とストレスを経験した20歳から70歳までの男女計76人の被験者を分析した。被験者を紅参グループ(50人)とプラセボグループ(26人)に分けて比較した結果、紅参グループがストレスへの抵抗力を高める一方、疲労感や無気力を感じることがより少ないことを確認した。特にその効果は、副交感神経優位による慢性疲労感を患う人々においてより顕著だった。

Wonju Severance Christian Hospital家庭医学科のJeong Tae-ha教授とGangnam Severance Hospital家庭医学科のLee Yong-je教授は、8週間にわたり、計63人の閉経期の女性について、無作為化、二重盲検プラセボ対照試験を実施した。この結果、無作為化プラセボ対照臨床試験を通じて、紅参グループにおいて生物学的老化の指標としてのミトコンドリアDNAコピー数と抗酸化能力が増加し、疲労症状が改善したことが確認された。

高麗大学校安岩病院の腫瘍・血液学科のKim Yeol-hong教授ら韓国の15機関の研究者は、mFOLFOX-6(フォルフォックス)療法を受けている438人の大腸がん患者を、紅参グループ(219人)とプラセボグループ(219人)に無作為に振り分けて調査した。紅参グループは、16週間にわたる化学療法中に1日2回1000mgの紅参を服用した結果、紅参グループの疲労感のレベルはプラセボグループに比べて有意に改善した。

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