ヒアルロニダーゼは皮膚超微細構造を変化させない

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2022.05.12

国際部

眼周囲に注入されたヒアルロニダーゼが皮膚の超微細構造を変化させるかを検討した結果が4月22日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

スペインの大学病院1施設で上部眼瞼形成術の施術を受けた14人の患者(28眼)を対象に、各患者の片方の眼の周囲の皮膚に300Uのヒアルロニダーゼを浸潤させ、他の眼の周囲の皮膚は未治療のままとし、比較した。皮膚サンプルは病理学的に分析し、6つの変数(皮膚構造の変化、弾性繊維の変性、沈着物、コラーゲン繊維の破壊、炎症、その他の所見)を検討した。

その結果、ヒアルロニダーゼを浸潤した皮膚と未治療の対照皮膚の間で、皮膚構造、弾性繊維、およびコラーゲン真皮繊維に違いは見られなかった。眼周囲の皮膚におけるヒアルロニダーゼのex vivo適用と真皮内の細胞外沈着物の存在との間に有意な関連が見出された。エラスチンおよび真皮コラーゲンの構造に変化はなかった。

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