ドライアイを評価するアプリを開発
2022.07.1
国際部
症候性ドライアイを評価するスマートフォンアプリ「Dry eye or not?」の評価をタイで実施した結果が6月22にし、「JMIR mHealth and uHealth」オンラインに掲載された。
今回の研究の目的は、タイにおける症候性ドライアイの有病率、まばたき率、最大まばたき間隔、最高眼鏡矯正視力を評価し、危険因子を特定することとした。
その結果、このスマートフォンアプリで評価した症候性ドライアイの有病率は85.8%で、タイの北東部の有病率が最も高く、次に北部地域が続いていた。最高眼鏡矯正視力の悪化、まばたき率の増加、最大まばたき間隔の減少、女性、6時間以上のビジュアルディスプレイ端末使用、および学士号未満の学歴は、症候性ドライアイと有意に関連していた。50歳超は、症候性ドライアイとの関連性が有意に低かった。このアプリによるドライアイのスクリーニングは、タイの医療システムの戦略的計画の開発を可能にすると示唆された。