肥満手術後のビタミンおよびミネラル補給の遵守状況を改善するスマートフォンアプリケーションの有効性を評価した研究結果が9月1日、「Obesity」オンラインに掲載された。

今回の研究では、肥満外科手術 (胃バイパスまたはスリーブ胃切除術) を受けた140人の患者を対象に、スマホアプリのPromMeraを使用した12週間の介入グループと標準治療グループ（アプリなし）に無作為化して比較した。主要エンドポイントは、ビタミンおよびミネラル補給の遵守とした。二次エンドポイント（服薬アドヒアランスレポートスケール-5を使用して主観的に測定されたアドヒアランス）に対する中程度の効果が介入直後に見られたが、この効果は手術後1年目には見られず、持続しないことが示された。

スマホアプリPromMera を使用しても、肥満手術の1年後にビタミンとミネラル補給遵守の持続に対する改善効果は得られなかった。