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円形脱毛症にバリシチニブは安全で有効

円形脱毛症へのバリシチニブの有効性と安全性を無作為化比較試験の系統的レビューとメタ分析で検討した結果が10月14日、「Current Medical Research and Opinion」オンラインに掲載された。

このメタ分析では2件の無作為化試験(合計患者数1282人)を対象に、プラセボとの比較でバリシチニブの有効性と安全性を評価した。脱毛症の重症度ツール(SALT)スコアでの評価で、バリシチニブはプラセボよりも有意に優れていた。さらに、SALTスコア20以下を達成したバリシチニブ群の患者の割合は、プラセボ群よりもバリシチニブ群で有意に高かった。安全性分析の結果、バリシチニブ群ではニキビ発生率が高かったが、その他の評価ではプラセボ群との間に有意差はなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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