ニキビ治療薬イソトレチノイン副作用に関する知識を調査

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2022.11.16

国際部

サウジアラビアで実施された女性ニキビ患者へのイソトレチノインの使用と副作用の知識に関するアンケート調査の結果が11月7日、「Medicina」オンラインに掲載された。

尋常性ざ瘡(ニキビ)はサウジアラビアの思春期~若年成人にも一般的な皮膚疾患である。治療薬のイソトレチノインは特に重度ニキビへの費用対効果が高いが、副作用として胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれが知られている。今回の研究では、生殖年齢グループの女性ニキビ患者を対象に、イソトレチノイン使用に関する知識、副作用、サウジアラビア版のFDA(米国食品医薬品局)妊娠防止プログラム(SFDA-PPP)の認知度も調査。人口ベースの横断的調査がアラビア語版アンケートを使用して実施され、768人からの回答を得た。

その結果、イソトレチノインの副作用は口と唇の乾燥(84.5%)、催奇形性(68.2%)、および頭痛(44.8%)が最も一般的だった。参加者のほぼ60%が低知識カテゴリに属していた。参加者の知識は、教育状況、職業、およびSFDA-PPPを知っていることと有意に関連していた。SFDA-PPPプログラムを知っていたのは37.5%のみで、認知度は医療セクターに属する参加者の間で有意に高かった。

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