TikTokが皮膚科患者教育の状況をどのように変えているかを調査した結果が3月1日、「Journal of drugs in dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究プロジェクトでは、4つの皮膚疾患治療に関連するTikTok動画のソースを分析し、認定皮膚科医によって投稿された動画の割合を検討した。2021年7月16日に調査員が以下のハッシュタグをTikTokアプリケーションの検索バーに入力： #AcneTreatment、#EczemaTreatment、#PsoriasisTreatment、#RosaceaTreatment。合計400本の動画が検索にヒットした。次に、動画を投稿したユーザーに基づいて以下のカテゴリに分類：皮膚科医、皮膚科レジデント、非皮膚科医、医師助手、看護師、正看護師、エステティシャン、患者、美容ブロガー、その他。英語以外、有料広告、皮膚疾患の治療や教育に関連しない動画は除外した。

その結果、投稿者は患者（40.8％）、皮膚科医（16.8％）が多かった。動画の37.8％はライセンスのある専門家による投稿で、残りの62.7％はライセンスのない人による投稿だった。ライセンスのある投稿者は主にニキビについて投稿し（52.4％）、ライセンスのない投稿者は主に乾癬（86.7％）と湿疹（66.7％）についての投稿が多かった。