頭皮乾癬の角質溶解/保湿シャンプーの効果を確認

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2023.03.24

国際部

乾癬患者における角質溶解/保湿シャンプーの臨床効果を評価した臨床試験の結果が3月21日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、軽度から中等度の乾癬患者67人を対象に、単施設無作為二重盲検ビヒクル対照試験で試験シャンプーまたはそのビヒクル(対照)シャンプーの有効性と忍容性を比較。試験シャンプーは頭皮乾癬のために開発された、サリチル酸2%、尿素5%、およびグリセリン1%を含有した角質溶解性/保湿シャンプーとした。試験の評価は、乾癬頭皮重症度指数(PSSI)、治験責任医師によるグローバル評価(IGA)、毛髪全体および頭皮のべたつきや刺激、脂漏性皮膚炎を評価するSCALPDEX、および頭皮皮膚炎特有の生活の質とした。

その結果、試験シャンプーは洗浄直後にPSSIを大幅に減少させた。脂漏性皮膚炎を評価するSCALPDEX、治験責任医師によるグローバル評価(IGA)にも減少が見られた。髪と頭皮のべたつきは、21日目まで両方の製品で継続的に改善された。試験シャンプーは忍容性が高く、被験者は満足度が高く、生活の質の改善も確認された。

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